醤油の発祥地である湯浅の伝統ある生醤油

和歌山県にある湯浅は、醤油の発祥地と言われています。

その湯浅の地で、天保12年創業と長い歴史を持つ醤油づくりの老舗「角長」があります。

生醤油をはじめ、濃口醤油などこだわりの手作り醤油が販売されています。

角長にはいくつかのこだわりがあります。

蔵では創業以来ずっと使われている吉野杉の木桶に酵母がたくさん付着しています。

この酵母は醤油づくりには不可欠で、美味しさの秘密なのです。

桶だけでなく、天井や梁にも酵母は白く付着しています。

蔵全体で発酵させていると言っても過言ではありません。

もちろん、素材にもこだわっています。

大豆は岡山産、小麦は岐阜産、仕込みの際の塩水はオーストラリア産の天日塩と良い素材であれば国内外問わず使用されています。

仕込み水としては、キレイなことで有名な地元の湯浅山田の水が用いられます。

また、冬季のみの寒仕込みを守り続け、機械化に頼らない完全手作りで製造を行っています。

これこそが創業以来変わることのない美味しさの秘訣なのです。

濃口醤油においては、一般的には大豆と小麦の割合は半々ですが、大豆6割・小麦4割と大豆が多めな配合にもこだわりがあります。

こんなこだわりの醤油を是非使ってみたいと思った方は多いのではないでしょうか。

角長の醤油はオンラインでも購入することができるので、和歌山まで足を運べない方には便利です。

資料館もあるので、観光スポットとしてコースに組み込んでみてはいかがでしょうか。